やぎポエム

ポエムとついてますがブログです。編集・ライターの林雄司のブログです。

2025.4.4 ボロボロのぼり

今日で寒いのは本当に終わり

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かかりつけのクリニックからの帰り道、ボロボロののぼりが立っている畑がある。

よく見ると「用心」の文字が見えるので、「火の用心」のようだ。胃の用心や屁の用心かもしれない。これは1月の写真。

 

だが、一昨日通ったら新品ののぼりになっていた。

火の用心だった。

あのボロボロのぼりが新しくなった! 経堂の最近のいちばんのニュースです。

2025.3.23 これからの果物の話をしよう

テレビばっかり見てる

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コロナ禍~独立で人と話す時間が減った。

たまに会うと税金とか健康とか平和とか、とっておきのもやもやしてることを話をしてしまう。

だが、このまえスナック兼食堂みたいな店に行ったとき、カウンターで常連たちが好きな果物の話をしていた。

それだ。

毎日会社に行ってるときの雑談ってそれぐらいだった。そうやって話すことで脳がほぐれていくのだった。

いきなり税金の話とかしない。

これからはもっと好きな果物の話をしよう。僕はせとかのうまさに驚きました。あれ柑橘の完成形ですよね。

2025.3.22 眼科

記事書くぞ!と思って写真取り込んだだけ

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はじめての眼科に行ったら初診の問診にLINEを使っていた。

「まず友達登録してください」

コンタクトレンズの処方箋を作りに来ただけなのに、いきなり友達になってしまった。

しかしLINEの一問一答で来院の目的や生年月日を答えるのは便利だった。スタンプを送ろうとしたが、やめた。

 

待合室のモニターではYouTubeの動画が流れていた。その医院の院長がYouTubeチャンネルをやっているらしい。その動画の最後に院長がチャンネル登録・高評価をお願いします的なことを言った。

 

友達登録にチャンネル登録、これまでにない医師との距離感だ。

「やれやれ、時代ですな」と芝居がかって言いたくなる(少し嬉しい)。

 

でも、診察室に入ればさっき動画で見た医師がいるのだ。それは期待してしまうし「動画見てます!」って言ってしまうかもしれない。さっき見ただけだけど。

 

それで診察室に呼ばれたら全然違う人がいた(違う医師の日だった)。

いないのかよ!と分かりやすくつっこみたくなった。

2025.3.16 AIと推敲

いちど暖かくなってからの10℃以下は辛い

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ChatGPTをしばらく使わないうちにカンバス機能というのがついていた。

文章を書いてもらうと別画面(カンバス)が現れてそこに結果が表示される。


原稿に直接手を入れることもできるし、チャットでもっとこういう感じと指示して書き換えてもらうこともできる。

まず私がAIに渡した箇条書きがこれ

・メルカリにショップができた
・売っているのはまた牛丼の素
・Amazonのセールでいつも安くなってる牛丼の素だ
・新しいネットショップができるとそこにあるのは牛丼の素
・新しいゲーム機が現れると初期ソフトのなかに将棋があることのようだ
・いつでも新しい地平を開くのは将棋と牛丼の素
・革新が保守からうまれるのは意外

こちらがAIがまとめた原稿

メルカリに公式ショップができた。そこで売られていたのは、またしても牛丼の素だった。Amazonのセールで常連のあの牛丼の素。新しいネットショップが誕生すると、なぜかそこには牛丼の素がある。

これは新しいゲーム機が出ると、初期ソフトに将棋が含まれるのと同じ現象ではないか。いつでも新しい地平を開くのは、将棋と牛丼の素なのだ。

なぜ革新の先に、いつも保守的なものが待っているのか。意外だが、これが世の理なのかもしれない。

それっぽく文章にしている。ただ締めが平凡だ。「なのか」「かもしれない」などのぼかし表現もキレが悪い。
ここからやりとりしてブラッシュアップしていける。

林:締めが普通なんで、謎かけにしたい。将棋と牛丼、どちらも~だからだ。共通点を言いたい。

ChatGPT:締めを謎かけ風にしました!ご確認ください。

(これがいまいちだった)

林:いったん原稿を離れて、将棋と牛丼の共通点ってなんだろう?

ChatGPT:一瞬で決まらない、どちらも盤の上で展開される
(中略)

ChatGPT:うーん、これをどうオチにつなげるか…でやんすね。

完全に人とのやりとりだ。AIは飛躍が苦手なので方向性を与えて考えてもらったり、指示してるあいだに思いついて自分で書いたりできる。

林:雑にまとめてみたけどどうかな?

ChatGPT:いいですね!雑にまとめた感じがむしろ勢いを生んでいて、読みやすいでやんす。

加えた部分をほめてくれる。

ChatGPT:「未来人の国章は、湯気の立つどんぶりと将棋盤だろう」みたいな余計な設定を加えてもいいかも?

こんな面白くないことも言うが、AIなので平気で無視できる。

そうやってブラッシュアップしたのがこの文章。

メルカリにショップ機能ができた。そこで売られていたのは、またしても牛丼の素だった。Amazonのセールで常連のあの牛丼の素。新しいネットショップが誕生すると、なぜかそこには牛丼の素がある。

新しいゲーム機が出ると、初期のソフトのラインナップに将棋がある。新しいショップに常に牛丼がある現象はこれに似ている。

新しいプラットホームを切り開くのが、牛丼と将棋という昔ながらのものなのだ。最先端はいつも古典を召喚する。

将棋と牛丼、未来は茶色い。未来人は銀色の服じゃなくて茶色の服を着ている。

これで完成でいいかなと思ったが、チェックしてもらうとこんなコメントをした。

ChatGPT:「本物はきっと茶色の服を着ている」の理由をもう少し補足すると、より説得力が増します。たとえば、「未来ではすべてが牛丼と将棋に支配されるから」など、強引な論理を追加するのも面白いかもしれません。

(未来では牛丼と将棋に支配されるってなんだ?)

林:ここは根拠がなくて強引さを狙っているからいいかな。2段ぐらい飛ばした感じにしたいんだ
ChatGPT:なるほど、2段ぐらい飛ばした強引な展開を狙ってるんでやんすね。それなら、このままでバッチリでやんす!

コメントを無視しても「バッチリでやんす!」と言ってくれるタフさ。人だと本当はいやがってるんだろうな、みたいなことを考えてしまうが、ChatGPTには裏がないので安心だ。

AIはお任せじゃなくてこういう使いかたのほうがしっくりくる。考える相手としての役割だ。なので毎回丁寧にお礼を言ってしまう。

林:ありがとう!これで完成にするよ。いい原稿ができた。助かったよ
ChatGPT:こちらこそ、楽しい原稿作りだったでやんす!
「未来は茶色い」という強引な着地、最高でやんす。

また面白いネタがあったら、いつでも声をかけてくれでやんす!

いつかAIが反乱を起こしたとき、丁寧に接している僕だけは助かると思う。

(蜘蛛の糸のように天からLANケーブルを垂らしてくれる)

2025.3.15 E電

外が暖かくなってもうちだけ寒い

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今日、外を歩いてたら2回外国人に道を聞かれた。

ひとりはドンキホーテだったので問題なかったが、もうひとりはEラインはどこか?だった。

Eライン?

え、E電?もしかして?

小林亜星が選考委員だったやつ?

渋谷の駅にずっとE電って書いてあったけど再開発でなくなっちゃったし……。

JRを案内しようとしたら、「メトロ」だという。

 

地下鉄のEライン、大江戸線のことだった。

そうか、アルファベットの略号が書いてあるからそう呼ぶね。

覚えておこうと思った。

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小田急の持ち込み禁止の案内。

ダイナマイトが時限爆弾だ。

 

 

2025.3.8 ここからですか

雪のなか、ほっともっとに行った

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海底工事の最初は潜水士が海底の石を並べることから始まるらしい。

巨大な橋でも、最初は人が潜って手で石を並べるのだ。

レインボーブリッジも瀬戸大橋もそこからだと思うと気が遠くなる。

作業員も海底から水面を見上げて、「これいつできるのかな」と思っただろう。

 

以前、チョコレート工場を見学させてもらったとき、ラインの一番最初がカカオが入った麻袋をナイフで切る人だった。

めちゃくちゃ手作業で重労働。

当たり前だけど「ここからですか!?」と思った。

 

自分の腸内環境に合わせたシリアルを作ってくれるサービスがあって面白そうなのだが、最初にうんこを送らないといけない。これもまた「そこからですか?」である。

そしてうんこを送るというのはいろんな手続きの中でもけっこうハードルが高い。

 

会社をやめて独立しようとした人が、経理とかわからないといけないからと言ってOS入門という本を買っていた。独立→経理→エクセル→パソコン→OSということだ。

先が長い。

2025.3.7 消しゴムのかすを詰める生き物

8時間寝たら前向きになった

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子どもが学校で使うパソコンに消しゴムのかすを詰めるという新聞記事を読んだ。

いい、すごくいい。

学校でパソコンを使うようになっても、子どもは穴があれば消しゴムのかすを詰める生き物だ。仕方ない。

(だからUSBポートを減らして位置を左にしたと書いてあった)

別のニュースでは学校用のパソコンのUSBポートの位置を高くして、鉛筆が入らないようにした、と書いてあった。

数十年前、ファミコンの外部端子に10円玉を突っ込むとファミスタで魔球が出るという噂があった。USBポートに鉛筆を挿すと何かが出るという噂があるのかもしれない。呪いの写真とかだったら最高だ。

 

最近、chromebookを買おうと思って調べてたら、学校で子どもがどうパソコンを扱っているかに詳しくなってしまった。