クレーンゲームをUFOキャッチャーと呼ぶ。セガの登録商標だと思うが、改めて見てみると実物はかなりUFOに関係ない。
だってUFOの部分がこれしかないのだ。
考えてみたら、このゲームはキャトルミューティレーションをする宇宙人の立場に立つゲームである。もしくはエイリアン・アブダクション(宇宙人による誘拐)。
宇宙人による仕業は実はあんなに難しかったのだ。クレーンは頼りないし、なぜか右と前にしか進むボタンしかない。
UFO内部では「ちょっと横から見てて」「あー行き過ぎ~」「両替してくる」なんて会話がされていると思う。
現場の宇宙人からもクレームがきているだろう。戻るボタンを付けて欲しい、と。
よくあるSFのように、実はUFOキャッチャーは宇宙人によるキャトルミューティレーション要員を選抜するためのもので、あれで好成績を残すとUFOで本採用される、なんてこともない話ではないかもしれない。頑張りしだいでUFOの正社員に。
車や家をUFOキャッチャーの景品のぬいぐるみでいっぱいにしているとUFOに連れて行かれる。
UFOキャッチャーはゲームをしてないとき、物悲しい音楽が流れているがあれはソニック・ザ・ヘッジホッグの曲である。そしてその曲を作曲したのはドリカムのベースの人だ。
これを聞くと1990年代のすすけたゲームコーナー(ゲームセンターではない)にいる気持ちになる。
いつか歌詞をつけてドリカムの歌にして欲しい。