やぎポエム

ポエムとついてますがブログです。編集・ライターの林雄司のブログです。

ズボンが濡れている

きのう会社から大久保駅まで急いでいたのでタクシーに乗った。

降りて駅に向かって歩いているとズボンが濡れているような気がした。触ってみると尻から右太ももにかけてしっかり濡れている。漏らしたのか?気づかないうちに? 汗?局所的に?

混乱したままFacebookに書いているうちに整理ができてきた。

パンツは濡れてないので気づかないうちに漏らしたということはない。シートがやんわり湿っていて座っているうちに染みてきたと考えるのが現実的だろう。タクシーはオープンカーではないので雨の可能性はない。つまりだ、前の人のおしっこかもしれないのだ。

了解。僕はひどい目にあっているのだ。

なるほどですねー。

しかし、おしっこだとしたらタクシーに乗った瞬間に匂うのではないか。ズボンの濡れたところを手で触って、その手を嗅いでみるがおしっこの匂いはしない。この動きを電車のなかで繰り返していた僕は完全におしっこ漏らした人のように見えただろう。

困ったことにこのあと打ち合わせがあるのだ。それもその人の自宅でである。

どこかでズボンを買うべきか。しかしだんだん乾いてきた、やっぱりおしっこではないのではないか。いや、本当は匂っているのに僕だけ慣れて分からなくなっている可能性も捨てきれない。子どものころ学研の「できる・できないのひみつ」でそういう話を読んだ。

すでに遅刻していたのでズボンは買わずに待ち合わせの場所に急いだ(混乱しているので途中で違う電車に乗って遅れた)。

会っていきなりこれまでの状況を説明した。不本意にズボンが濡れていること、匂いはしないがおしっこの可能性があること。しかし匂いがしないのも錯覚かもしれないこと。

打ち合わせの相手はブルボン小林さんだったのだが、大丈夫、におってない!とのお墨付きをもらって家にあげてもらった。でも申し訳ないので打ち合わせで座るいすにタオルを敷いてもらった。 ブルボンさんちのいすは新しかったが、タオルを敷いた途端に猫用のいすみたいになった。実家感が出た。

この話はFacebookにも書いたのだけど、実は本当にもらしていてその偽装工作でこうやって書いてたらおもしろいだろうなと思ったけど本当にもらしてないですからね。