最近、バック・トゥ・ザ・フューチャーを見た。おもしろかった。すこしも退屈するところがない。ぼんやりしてても笑わせてくれる。
それに比べて僕が好んで見てきたメジャーではない映画やコメディ、本は積極的にならないといけない。よく見ると動きが変、別の作品のセリフの引用になってる、皮肉が効いている、とか。
高校生のころはバウスシアターや文芸坐でそういうの見ながら「早く帰ってファミスタやりたい」と思っていたこともあった。
だが、なにかをじっくり見て面白がれるようになったのは、ああいうのが訓練になっていたからかもしれない、とも思う。
例えば…さっきコンビニの前を美女が自転車で通り過ぎたのだが、自転車のギアがおかしいのかすごく漕いでいるのに遅かった。チェーンが外れていて勢いだけで進んでいたら最高だ。それが本編のストーリーに関係なく通り過ぎたらもっといい。
以前住んでいた家の近くにあったセブンの店員は「ありがとうございましたー」の前半部分が徐々に無音になっていって最終的には「………したー」になった。いまでも真似できる。
「面白がれるようになった」と堂々と書いたがどっちもコンビニの話だった。