名前が違うのに同じだと思おうとすることがある。
いつもスギ薬局に行ってると思っていたが、ある日看板を見たらミネドラッグと書いてある。
「つまり、スギ薬局ではないってことだろうか…」
↑この感覚である。
玉木宏をテレビで見て、この人NHKで司会してたなと思ってその番組を見ると谷原章介と名乗っている。よく見ると顔も違う。
「……ってことは、別人かな」
これもそうだ。
松尾スズキの「大人失格」にそんなシーンがある。新宿のアルタに行きたかったのに南口に出てしまい「ルミネとアルタは違うかな」とつぶやくのだ。
明らかに間違っているのに「おかしいぞ」みたいな顔をすることだ。
ただ単に諦めが悪いと言われたらその通りである。