木曜日から九州を旅行していて、この日は福岡からスタート。
飛行機が昼なのでそれまで福岡市内で気になっているところへ行くことにする。まずはしじみ習慣のCMのロケ地。
ツイッターで百道浜にある専門学校だと書いている人がいた。
たしかにここだ。
「ちょっと噛んでみ」と言ってる場所だ。
なかなか「な~」の表情ができない。しかしこんな当たりだったらスーツ着てきて完コピすればよかった。
しかし聖地に行くことができて満足。
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すぐ近くにある福岡市博物館へ。ここには金印が展示してある。
海外の博物館のように立派。入場無料であるのも海外っぽい。
事前に見た博物館のサイトに「展示ケースに顔を近づけ、食いいるように見るべし」とあったのでしゃがんで食い入るように見る。
本物の金印
いまでも社印がスタイルのハンコであることがすごい。
契約書に社印がほしいとか、社印を押すには管理部に依頼しなければならないとか、2000年前の形のハンコで大人がワーワー言ってるのだ。
おみやげで金印のスタンプを買う。
会社を作ったらこれを社印にしたい。
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この福岡市博物館の横はサザエさん通りという名前になっている。長谷川町子がこの道を通って百道浜に行き、そこでサザエさん一家の名前を海にちなむことを思いついたそうだ。
つまり、この道の先が浜辺ではなくスーパーの精肉売り場だったら、家族の名前が「ロース」「ハラ美」「テール」になってていたのだ。危ない。
テールとハラ美さん
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唐人町駅近くのうどんやに入る。
天ぷら、うどん、品名だけで店名が分からない。
食べログには「天ぷら うどん」という店名で登録してあった。こういう名前かはっきりしない店はうまい。
完璧な博多うどん。ふにゃふにゃに柔らかくスープが甘い。
あごだしかもしれないが自信がない。むかし取材で牛肉を食べて「豚ですか」と聞いたことがある人間である。東京でも博多うどんをもっと出してほしい。コシとかいいからさ。
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西新商店街に行く。ここは商店街の中央に行商の人がリアカーで店を出すらしい。観光ガイドにはアジアの市場のような写真が載っていた。
でも3台ぐらいしかいなかった。そういう日なのだろうか。
おかしのまちおかかと思ったらそうじゃなかった
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この近くに元寇を防ぐための石垣があるのでついでに見ておく。
石垣だな。
これで当時の世界最強のモンゴルを防げたのかいなと思うが、作った当時はもっと高いものだったらしい。
「ここは元寇防塁です。猫に餌を与える場所ではありません」と飛躍のある注意書きがあった。
世界に元寇防塁か猫に餌を与える場所のふたつしかないような世界観だ。こういう狙ってない不条理にはかなわない。
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空港へ。
空港線のドアがやたらと擦れていたのは旅行者のスーツケースがぶつかるからではないか。
恵比寿と見間違えるがあまり似てない。
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飛行機は都心の上を通る時間帯の飛行機にした。
いつも渋谷から飛行機を見上げているが、あの飛行機からは渋谷がどう見えるかを確かめるのだ。
窓際なのでずっと窓の外を見ていた。
一番好きな地形。佐田岬
伊豆七島の利島。丸い。
飛行機の窓から見える地形を同定しつつ大福を食べる。た、たのしい。
しかし、飛行機は都心の上を通らずに着陸。
都心の上を通るのは南風のときだけなのだが(5月はだいたい南風である)、この日は北風で東京湾からのルートだった。
これまでも都心を上から眺めたくてその時間帯の飛行機に選んで乗っているが、ことごとく北風である。
でも6月にも飛行機を予約してあるのでそのチャンスに賭けたい。
会社にも企画で必要なためと称して新幹線ではなく飛行機で移動する旨を申請している。半分本当で、半分はただ上から東京を見たいだけである。
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羽田にはラーメン国技館の広告が貼ってあった
福岡空港にあったのは「ラーメン滑走路」
ラーメン博物館以降いろんなラーメン〇〇ができている。ラーメン滑走路はいちばん遠くまで来ている名前かもしれない。
ものすごいスピードでラーメンが滑り出てきて欲しい。
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帰宅後、旅行中にあまり見れなかったネットをむさぼるように見て、デイリーの原稿整理をして明け方寝る。