デイリーポータルZの投稿で稲川淳二さんの怪談ツアーがすごいことを知った。
7月から11月まで52公演ある。怪談ツアーは33年目で稲川さんは今年78歳だそうだ。怪談で人気を博しているのは知っていたが、ここまでとは。
これは行かなければと思ってチケットを取った。
場所も予想外のところがいいので、東大和市のホールにしてみた。西武新宿線だ。東大和市で稲川淳二さんの怪談という組み合わせに興奮する。

いかにも西武線沿線の夏の景色

ナイトだけど昼開催
会場は東大和市の市民会館の立派なホール。
稲川淳二さんがステージに登場すると拍手がずっと続き、本人も会場の上手から下手まで手を振って「みんな私のマブダチ、ありがとう!」って言ったりして、僕もいつのまにか手を振っていた。この温かさと一体感。ジャイアント馬場やムーンライダーズのようだ。存在がありがたい。
怪談は聞き手をびっくりさせるような怖さではなく、最後に心霊写真コーナーがあった(いい!)。客席にいた子どもに「今日、こんな感じでおばけ出るよ」と脅かしていた(すごくいい!)。
怪談の途中、「やだな~」「こわいな~」って中学生のころにスーパージョッキーで見たときの語り口が健在で嬉しくなった。
いいものを見た。

こういう知ってるけど触れてこなかったカルチャーに触れたいと思っていて、去年はウイーン少年合唱団を見に行った。こんどポールモーリアのコンサートに行く予定。ポールモーリアは死んでるので一体誰が出るのかも分かってない。
本人が出てきたら怪談以上に怖い。

うちわもいい