やぎポエム

ポエムとついてますがブログです。編集・ライターの林雄司のブログです。

2026.6.20 悪玉コレステロール

湿気のせいか、だるいな

--

善玉コレステロール、悪玉コレステロール。血液検査の結果にHDLやLDLと書かれているものだ。

「悪玉」「善玉」の元ネタは江戸時代の作家、山東京伝のまんが(黄表紙)である。

 

その作品では人に悪玉が入ると悪いことをして、善玉が入ると良いことをする(「心学早染草」1790年)

遊郭で善玉と悪玉に手を引かれる人(天使と悪魔か)

 

血液検査の結果を見ながら医師に「悪玉コレステロールが~」と言われて真顔で聞いているが200年以上前に描かれたこいつである。


悪玉は全体に愛らしい

私は悪玉コレステロールを下げる薬を飲んでいるが、山東京伝の本にあるこのシーンみたいなことだろうか。


善玉にやっつけられる悪玉

200年以上前に登場した「悪玉」「善玉」という言葉が残っていて、コレステロールにつけてみたら超しっくりきてしまったのだろう。

聞いた人もすぐ分かる、ああ悪玉か!

「悪玉」という言葉が200年以上刺さり続けているのだ。私たちは善玉と悪玉が好きすぎる。

調べていたらこんなツイートがあった。

悪玉踊りまであったんだ。(「と思うのは私だけでしょうか」という言い回しに80年代カルチャーを感じるがこれは余談)

 

いまの黄表紙ぐらいの大衆文化っていったらYouTubeなので22世紀ごろは「迷惑系コレステロール」という名前になっているかもしれない。

それもわりとしっくりくる。

---

黄表紙の現代語訳。おもしろかったです。

alice-books.com