このまえとある小売店で、社内用のパソコンがカウンターの上に置きっぱなしになっていた。
社内システムらしき画面が出ていたが、そのタイトルは「どんとこい」だった。
気になって調べたら、アパレル店舗用の販売管理システムの名前だそうだ。
たいていの会社は勤怠管理、経費計算のサービスを導入してて、それがわりと「らくらく」とか「サクサク」などくだけた名前である。
なのに社内では一般的になっていて「らくらく入れておけって言ったろ」「サクサクをやってない人、人事からアラート出てます」などと当たり前のように言うのが面白い。わかるけど、なにを言ってるのだ。 先の小売店も「どんとこいの数字見てください」などと言っているだろう。
むかしのサラリーマンがコピーのことをゼロックスと呼ぶのって、そういう会社ことばが一般化したってことなんだろうか。