ライス食べ放題に弱い。
正確には「ライス食べ放題」という言葉に弱い。
なに?!とどぎまぎする。
だって考えてほしい。
めいめいが自由に生きていた狩猟採集の時代に稲作がやってきて集団で働かなきゃいけないからリーダーが生まれ、ムラができてクニができた。南国の植物であるイネを東北や北海道で作ろうとして飢饉に見舞われたり、水田の水を巡って血で血を洗う争いが起きたりもしただろう。 江戸時代に至っては藩の強さを米の生産量(石高)で示した。
そんな米が、食べ♡放題。
家系ラーメン注文するだけでそんなパラダイムシフトが。
「ラーメンご注文の方に限り金は1キロ1円です」って書いてあるようなものである。
経堂の商店街にある「ライス食べ放題」というのぼりを見るたびにDNAがふるふるする。
いやまあ、とはいえラーメンがあるからそれほど米は食えないだろう。
そう思って自分を落ち着かせていたが、とある店では「カレーもかけ放題」と書いてあった。
どこまでも食えちゃうじゃん!
すべての価値は永遠じゃない。1000年後、商店街に「ガソリン入れ放題」ってのぼりが立ったりするんだろう。
「タピオカ入れ放題」は来年あたりにできそうですね。