・うちが寒いのは電通の仕業 ・駅の手すりにバッタがいたのは電通の仕業 ・自転車に乗ってるおっさんが歌をうたってドップラー効果みたいになってるのも電通の仕業
書いて笑っていたが、これは皮肉じゃなくてなんでもそうなんじゃないかと思ったのだ。
「遺伝子のせい」にするとネットニュースで紹介されてる怪しい論文 → 自転車に載ってるおじさんが歌っているのは遺伝子のせいだった!
「内臓からの危険信号?」にするとテレビの健康番組 → 自宅が寒く感じるのは内臓からの危険信号?
「カイゼンの余地あり」だとビジネス書 → バッタがいる駅はカイゼンの余地あり
CIAの策略でも、気象変動でも無意識でも風水でも食べ合わせのせいにもできる。世の中そういうことだったのかとシニカルな視点になりそうだけど踏みとどまりたいところである。
この論法でいちばんすごがかったのは、カラスの死体がないのは宇宙人のせいにした矢追純一さんだと思う。