クイズ形式の人が苦手だ。
このまえ乗ったタクシーの運転手がクイズ形式だった。かつて炭鉱で働いていたという話をしはじめた。
「でもいっせいに閉山してしまったんです。なんでだと思います?」 「石炭出なくなっちゃったとか」 「いいえ、違います」 「………」 「さあ、なんでしょう」
正解が出るまで続くらしい。2時過ぎで飲み過ぎて意識もうろうとしているので寝たい。なぜおれは近代産業史クイズを答えなければならないのか。
ちなみに正解は海外の石炭を安く輸入できるようになったから。(普通!)
答えを聞くまでに500mは走っている。すべての話がこんな感じで進む。
「炭鉱事故の死亡原因は何だと思いますか?爆発じゃないんですよ」 「酸欠?」 「正解!」
うっかり正解してしまった。それでちょっと喜んでしまったのも悔しい。