やぎポエム

ポエムとついてますがブログです。編集・ライターの林雄司のブログです。

2024.4.21 タクシードライバーという衣装

今日は蟹ブックスで缶バッジのイベント。終わってから高円寺でごはんを食べて帰宅。

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貸衣装の店に「タクシードライバー」という衣装がある。

https://tcc-rental.com/tokyo_cloth/taxi_driver/

タクシードライバーだが、ハンドルを持っている。

 

本物のタクシードライバーはハンドルを持っていない。いや、持ってるけど、こういう形では持ってない。だが、ハンドルを持つことで緑のジャケットの男性がタクシードライバーになるのだ。

 

これはどういうことだろう。シミュラークル? ハイパーリアリズム?

すっきりする説明ができないでいる。

のど自慢に登場する医師が非番なのに首に聴診器をかけているようなものだろうか。

 

もしかしたらこれは「つまりさ、タクシードライバーの貸衣装にハンドルが付いているようなものだよ!」という新しい比喩が生まれる瞬間に立ち会っているのかもしれない。

2024.4.20 スタバだけで息を吸う

 

おれは店が密集しているとすぐに「ここだけで息吸っても歩けるそう」と言う。

 

むかし、新宿に日高屋がたくさんあったときも「日高屋だけで呼吸する散歩」をやろうとした。近いとはいえ靖国通りを渡らないといけないので死ぬ。

最近も三郷のイオンにスタバがたくさんあることを聞いて「スタバだけで息して巡ろう」と言ってしまった。

調べたが、フロアが分かれているのでエスカレーターに乗ってるあいだに息をしてしまいそうだ。

ファミリーマートが密集している場所がある。そこだったら「ファミマだけで呼吸する移動」ができるかもしれない。ロケットニュースによると船橋駅周辺がファミマ密集地帯のようだ。船橋で夢がかなうかもしれない。

 

だがこんなに長年の夢なのにやってみるとそんなに面白くもないところがコンテンツの無慈悲なところである。息苦しいだけで。

2024.4.18 ちり紙

いま1980年代ブームだそうだ。

2024年なので44~35年前が該当する。1980年代後半、僕が10代だった頃は1950年代とか1960年代がレトロとかオールディーズと言ってもてはやされていた。1980年代後半からすると39~29年前だ。

ざっくりまとめるといつも35年前ぐらいがレトロなんじゃないか。

古墳を見てレトロという人はいない。

 

時間ではなくて、三丁目の夕日的なものが全世代で「懐かしい」のだという説もどこかで読んだ。確かにそうかも。

メトロの車内で流れてるPR動画で若者がレトロ喫茶に行って「経験してないけど懐かしい」と言っていて、レトロの正体を言い表す一言だと感心して見ていた。

 

三丁目の夕日に出てこないものはどれだけ古くてもレトロにならない。

駅のトイレの出入り口にあったちり紙(ティッシュではない)の自動販売機とかかな。

コロナ全盛期に店の入口にあった足踏み式の消毒液スタンドはレトロになりそう。

2024.4.18 特別な許可

「特別な許可」が欲しい。

テレビの隅っこに出てくる「特別な許可を得て撮影しています」の「特別な許可」だ。

これがあればバスタオルで風呂に入っていいし、秘宝の写真を撮ったり、カーチェイスしたっていい。

 

お金よりも強いんじゃないだろうか。「特別な許可」。どこに売ってるんだろう、ってカマトトぶって書いてみたが、知ってる。申請だ。

きちんとした書類ともっともな理由、そして事前の申請だ。

つまり、手続きだ。

手続きかー!!(いやだー!!)

 

僕がいちばん苦手なものである。でも手続きがどんな力よりも強いのは知っている。

理不尽な暴力に対抗できるのも手続きだし、財産を守るのも手続きだ。民主主義は手続きのことであるとなにかの本で読んだ。

とはいえ、手続きは学力でも体力でもない第三の能力である。めんどくささに負けない力。手続きは合気道や将棋、彫刻とならぶ「手続き」というひとつの技術として考えるとしっくりくる。

司法書士は手続道の有段者である。

話がそれてしまったが、つまり行政書士になればバスタオルで風呂に入っていいということだろうか。

ぜんぜんそんなことないな。

2024.3.31 歯痛の神

きょう横浜に行き、帰りにぎわに博物館があったので入ってみた。神奈川県立歴史博物館という渋い博物館だった。

そこで見たのがこれ、歯痛の神。

「無縁仏になった如意輪観音の墓石を歯痛の神として祈願していた」とある。

 

頬を手にあてた観音像を歯が痛いと解釈したのだろう。調べると思惟のポーズの像を歯が痛いときに効く神様としている地域はいくつかあるようだ。

いかにも民間信仰という話でしみじみいい。

 

しかも、少し前にインスタなどで頬に手を当てたポーズを「歯痛ポーズ」と呼んでいたが、まるでそれと同じだ。

こちらはデイリーポータルZの企画で撮った写真

 

頬に手を当てていると歯が痛い。

変わんねーなー、人、って感じである。

2024.3.9 オークリー

一時期、mixiにオークリーのサングラスのスパムがたくさん来ていた。

mixiのイベントに出るので過去のメールボックスを見返していたら俄然オークリーに興味が湧いてきた。

 

オークリーってそんなにいいものなのか。

 

世界中の人をひっかけるためには、世界の人が知ってるブランドでないといけないだろう。

ヴィトンやシャネルのようなラグジュアリーブランドは世界規模では一部の人にしか刺さらないし、アディダスやナイキはだともう持ってるかもしれない。

 

知ってるうえに、ちょうどよい高さであることも大事そうだ。そしてサングラスのようにたいていの人が使えるもの。

 

そのスパムのお眼鏡にかなったのがオークリーなのだ。グローバリゼーションの鬼っ子。

 

そう考えるとどんどん興味が湧いてきた。

 

なので買ってみた。楽天で正規品とあったのでちゃんとしてるのだと思う。

「親戚のおじさんの若い頃」みたいになったが、これがグローバルなのだろうか。

 

スパムきっかけでブランドに興味を持つのはこれがはじめてではない。

レイバンも買った。

レイバンはこのあとも別のモデルを買った。すっかりレイバンファンだ。

 

次はスパムはどんなブランドを題材にしてくるのか楽しみだ。

2024.2.25 補助金クエスト

デイリーポータルZは会社なので、IT導入補助金というものが申請できるらしい。

 

ウェブメディアなのでIT導入もなにもITしかないのだが、会計ソフトが安くなるという噂を聞いた。賢い経営者は補助金とか助成金というお金を利用しているらしい。おれもほしい。

それがまだ完了してないのだが、難しかった。ほぼドラクエである。

 

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IT導入補助金を申請するためにはGビズIDというIDが必要(宝箱を開けるには鍵が必要)

法人がGビズIDを申請するには、印鑑証明書が必要(その鍵を入手するためには、薬草が必要)

法人が印鑑証明書を取るには法務局に行かないといけない(「その薬草は隣の村にあるよ」)

だが、印鑑証明書は「かんたん登記申請」というサイトでオンライン申し込みできるらしい(隣の村に行くための橋があった!)

だが、このサイトを利用するためにはchromeにプラグインを入れないといけないらしい(橋の前に立ってる男に合言葉を言わないといけない)

chormeストアでプラグインを入手(グーグル村で合言葉を入手)

ようやく印鑑証明書の申請までこぎつけたが、マイナンバーをカードリーダーで読み取らせろとの指示が出る。(橋のまんなかにある石を剣で斬れと言われる)

(保険証などが見られるマイナポータルへは画面のQRコードをアプリで読ませればログインできるが、この登記申請では頑なにカードリーダーを使えとしか書いてない)

10年ぐらい前に買ったカードリーダーをつなぐがエラーが出る。廃盤になっているモデルなので古いドライバーをwebarchiveから入手してインストールが無理。

(手持ちの剣では石が斬れない。「どうやらちがうようだ」)

新しいカードリーダーをAmazonで購入。マイナンバーの印鑑証明書が申請できた!

(店→「買う」→「やくそう」)

翌日、準備ができたので代金を支払うように連絡があり、オンラインバンキングで支払う。

(店主「400Gになります」)

そしてまだ印鑑証明書は届いていない。先週金曜日だったから週明けだろう。

来週届くとようやく薬草が手に入った状態だ。

これで何をするのかすっかり忘れている。

 

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きょう、別の用事で登記簿謄本が必要になった。でも大丈夫、カードリーダーもあるのであの「かんたん登記申請」で申し込めばいい。

と思ったら平日のみ稼働のオンラインシステムだった。(橋は昼間しか渡れない)

 

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この「かんたん登記申請」以外に「登記供託オンライン申請システム」というサイトもある。(隣の村に行く橋は2つある)

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これはドラクエだ、ゲームなんだと思いながらやっているがあまり面白くない。

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買ったカードリーダーはこれ。読み取りはスムーズでしたよ。

https://amzn.to/42QAulO

もちろん法務局にバスで行くほうが安い。