昼ごろ起きて今日の見どころを書く。
デイリーポータルZでは毎日には「きょうの見どころ」という、その日の記事を紹介するページがあるんですよ。
無言で記事を並べるより、編集者が「今日はこんなの仕入れたんですけど」って見せたほうが楽しいレストランみたいで信頼できる、と思ってるけどほかにそんなサイトないな。ほぼ日の今日のダーリンか。
あとはデスクワークをして駅前でドーナツを食べた。みんな白いポン・デ・リングを食べていた。
---
ドラッグストアに行くと殺虫剤の缶に見入ってしまう。
「ムカデを無力化」「反撃させない 歩行不能成分配合」
ずらりならんだ害虫の名前、最後のほうにいくにつれて「カツオブシムシ」「チャタテムシ」「コクゾウムシ」など名前が長くなるのが元素周期表のようだ。
かと思えば、「飛ぶ虫」「這う虫」という大雑把なくくりもいい(右の凍殺ジェット)。「歩く」じゃなくて「這う」がモブっぽい。
虫コロリアースのパーティーっぽさ。誘って!食べさせて!
害虫のおどろおどろしさと対策の残酷さがせめぎあっていてどきどきする。デザイナーに話を聞きたい。
このテイストでたべっ子どうぶつやスマホのパッケージ描いたらおもしろいだろうな。
満喫して帰ってきたら家にでかいカナブンが飛んでたので慌てて凍殺ジェットを買いに行った。
---
なぜ買ったか分からない本。
大正から平成初期の標語が載っている。むかしの標語がいまと違う。当時のタフな社会が想像できる。
「病気を媒介する昆虫を絶滅させましょう」(「世界保健デー昭和29~31年)
「伸びるぞ ふとるぞ 給食で」(6年生・「学校給食週間」昭和27年入賞作)
「ヒロポンやめて 明るい生活」(覚醒剤防止運動)
「こりごりだ 密造酒(密造酒防止宣伝 昭和29~30年ごろ)
「素人治療は高くて治らぬ」(性病予防週間)
「居ながら取引き 便利な電話」(電報電話週間 昭和25~26年)
「運転台には運転手」(京都市電)
最後の「運転台には運転手」という標語を作らなければいけないぐらい運転台に乗っちゃう人が多かったのだろうか。