やぎポエム

ポエムとついてますがブログです。編集・ライターの林雄司のブログです。

2024.5.24 青汁

青汁を飲むのが面倒なので、青汁カプセルを買った。

これなら溶かしてシェイクしてという手間が省ける。

しかし、全く面白くないのだ。

飲んだ!という感覚がない。

ドロドロしたのを飲んで、クワーと言ったり、そのくせ「でもおれ割と好きな味かも」とか言ったりする時間がない。だから顔に光沢が出たような気もしないし、自然と飲まなくなった。

飲みやすいのに。

やっぱりユーザ体験は大事なのだろう。

まずいからきっと体に良いはず、という納得感だ。

ってことはバファリンも臼で挽いて粉にして飲んだら相当効く気がするだろう。

という記事はどうかと思ったが、市販薬を砕いて飲むというところでなにかにひっかかっている気もする。

……じゃあヨーグレットならいいかもしれない。

だが、ぜんぜんヨーグレットを粉にして飲みたいと思わない。

企画を考えて怒られないストライクゾーンを狙っていくと予想もしないところに出ることがある。

 

青汁カプセル

https://jp.iherb.com/pr/paradise-herbs-orac-energy-greens-120-vegetarian-capsules/23550

2024.5.24 風邪

風邪をひいている。

水曜日の夕方ぐらいから喉が腫れて、木曜からしっかり熱が出た。

すぐ病院に行って薬をもらってきたが、「喉がけっこう腫れてるんで、薬出すけどそんなに効かないと思う。でもすごく効くのを3錠出しておくよ」と医者の説明が薬の売人のようだった。

出された薬が5日分もあるんで、こりゃ2日ぐらいで治ってそのあと飲んでいいのか迷うやつだと思って、症状が収まったあとも飲むべきかを聞いた。鎮痛剤は飲まなくていいと思うとのこと。

そんな舐めたことを思ってたら昨日の夜に急に熱があがった。悪寒に慄えながらコロナの抗原検査キットを使った。陰性。

いまコロナになったらどうしたらいいのかさっぱりわからない。

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水曜日の夕方、下北沢の古本屋でどこからともなく「ハッピーバースデートゥーユー」が聞こえた。たぶんとなりの飲食店の音が漏れていたのだと思うが、カビ臭い古本屋でしゃがんで床に積んである本をあさりながら聞く知らない人のハッピーバースデーはハッピーさがひとつもなく、味わい深かった。

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そういえばあの直後から具合が悪くなったのだった。

2024.5.23 舌打ち・舌鼓

舌打ちと舌鼓をいまだに間違える。

美味しいものを食べたときが、舌鼓。嫌なものを見たときが、舌打ち。

 

いま恐る恐る書いた。

いつか「とろけるような牛肉に思わず舌打ち」って書いてしまいそうだ。

「鼓」と「打ち」のイメージが似ているのも混乱させる。「舌走り」ぐらい変えておいてほしい。

 

「舌打ち or 舌鼓ゲーム」があるといいかもしれない。

美味しそうな料理が出てきたら左にスワイプ(舌鼓)、犬のうんこを放置する飼い主とか出てきたら右にスワイプ(舌打ち)。

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「思わず膝を打つ」も書くときに不安になって毎回検索している。「思わず肘を打つ」だとダンスみたいだし電気が走るやつだ。

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肘を打ったときにビリビリするのを「電気」と表現して、電気なんて走ってないのに誰もが分かるのがすごい。電気がない17世紀の人はなんて表現していたんだろう。

 

神経の伝達は電気らしいので、電気ってことでいいのだろうか。

 

2024.5.23 元気

元気とは腕を伸ばすことである。

健康食品やふとんの広告で元気になった人は腕を腕に伸ばしている。

「元気  写真」で画像検索するとみな腕をピンと伸ばしている。

トクホの人も腕が伸びている。

逆に言えば、どんなに元気がなくても腕が伸びていれば元気に見えるだろう。

そういえば四谷怪談のお岩さんをはじめお化けはたいてい腕が伸びてない。死んでるから。

腕が伸びる=生、なのかもしれない。

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ぜんぜんやる気ねー!と腕を伸ばして混乱させていきたい。

2024.5.21 メロンパフェ

ファミレスでメロンのパフェを頼んだ。

同行した人のパフェが先に運ばれてきて、おれのはまだかなと思っていたら厨房から「パリーン」とガラスが割れる音が聞こえた。

厨房とホールをつなぐ通路を見ると、くるくるくる~とスライスしたメロンが回転しながらホールに出てきた。

「あれ、おれのだ」

思いもしないメロンパフェの登場のしかたに笑ってしまった。

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店員は時間がかかることを詫びに来てくれて、サービスでメロンを少しくれた。いい店だった。

くるくるくる~と出てくるメロンパフェ(だったスライス)は今年いちばんの景色だった。

 

2024.5.6 Smooth Move

便秘症だ。

アマゾンで便秘に効くお茶を探すとうんこのシルエットが描いてあって「どっさり」とか「もりもり」という名前で結構きつい。

これまでうんこの話をさんざん書いておいて、「死ぬかと思った」なんて半分うんこの話なのに、こういうのきついなと思うようになってしまった。

ようやくフロイトの言う肛門期が終わったのかもしれないが、若くない人間のうんこの話はただの害悪ではないかという遠慮もある。

iHerbで同じ効能のお茶を探してみると "Smooth Move" "Keep It Movin'"と英語圏の国らしい遠回しな言い方である。イラストもお花模様だ。

以前なら気取りやがってと思っていたところだが、最近はこういうほうがいいと思っている。だけど iHerb のほうが効く。

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知人が英語で間違ったときは ミュージシャンのインタビューみたいにOh shit とか言うんですか?と英会話の先生に聞いたら「絶対に言うな」と即答されていた。

 

2024.4.27 議論

ひと仕事終えて、また仕事が補充される

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数年前ボロ市に行ったら古田新太さんみたいな人が古田新太さんみたいな服装で歩いてた。

あとで考えてみたら、あれは古田新太さんだろう。

 

芸能人になんて声をかけるか、というのは飲み会でのどうでもよい議論のテーマとして最適である。

欧米人がカフェで議論をしている。僕らもなにか議論したいが、東京裁判や室町幕府の東国支配についてだと事前に準備をしたい。「芸能人になんて声をかけるか」ぐらいがちょうどいい。

 

古田新太さんは好きだが、特に本人に言いたいこととなると…「いつも見てます」?

いや、いつもってほど見てない。

「見てるドラマに出てくると見てます!」

そりゃそうだろう。トートロジーだ。

 

ましてやキムタクだと「パイロットのドラマ見てました」…って随分前だ。
「中目黒に住んでる友だちが地震のときに揺れるって言ってるんですけど、あのへんの地盤って揺れません?」だと距離感を間違えている。

 

僕の好きなミュージシャンが病院で順番待ちをしていて、病院の順番待ちというのもなかなか声をかけづらかった。

 

「芸能人になんて声をかけるか」は議題としてちょうどいい。店から出たら忘れる。