カップスターのパッケージで気になっていることがある。
線が波模様になっていることだ。
平らなパッケージに波うった線が描いてある。
かつてカップスターの容器には波状になった紙が巻いてあった。カップヌードルのように発泡スチロールを使わず、紙だけで熱さが伝わらないようにする工夫だった、のだと思う。
そのときカップスターのパッケージに描かれた線は波をうっているように見えた。 デザイン的にはまっすぐ引きたかったのだろうが、容器の仕様上、そう見えていたのだ。
サンヨー食品のホームページに昔のパッケージの写真があった。https://www.sanyofoods.co.jp/company/history/
そしてしばらく経ってコンビニで見かけたカップスターはつるつるの容器になっていた。お、メジャーな感じになったな!
だが、そこに描かれた線は波を打っているように描かれていた。かつて、そう見えていたのを再現しているのだ。
カップスターの会社はあの波線にそんなに思い入れがあったのか。
そして、かつてカップスターが波うっていたことを知らない世代には、「なぜか線が波うってるカップラーメン」に見えてしまうのではないだろうか。
ビニールのバランのような、「かつては意味があったけど今となってはただの模様」でとてもおもしろい。