数年前、会社で珍しいイベントがあるから取材しないかと打診された。
いいですね。ライターとカメラマンをアサインしておきました。私も編集としてついて行きましょう。こう見えてプロですからチームで動きますよ。ははは。
二つ返事で即答した。会社へのアピールになるならお安い御用だ。保身である。
そうしたら朝、カメラマンもライターも寝坊して現場には僕一人しかいなかった。
テンポの早いコメディ映画のようだった。
「チームで行きますから」の次のシーンが現場にひとり立ってるシーンだ。
数年前、会社で珍しいイベントがあるから取材しないかと打診された。
いいですね。ライターとカメラマンをアサインしておきました。私も編集としてついて行きましょう。こう見えてプロですからチームで動きますよ。ははは。
二つ返事で即答した。会社へのアピールになるならお安い御用だ。保身である。
そうしたら朝、カメラマンもライターも寝坊して現場には僕一人しかいなかった。
テンポの早いコメディ映画のようだった。
「チームで行きますから」の次のシーンが現場にひとり立ってるシーンだ。
インターネットがあるおかげで「あの、ほら、誰だっけ?喉まで出かかっているんだけど…」がなくなった。
ポイズンを歌っていたのは反町隆史だし、白装束を着ていたのはパナウェーブだ。
ググればすぐわかる。
でも新たな問題も出てきた。
「あ、これ前も調べた!」だ。
ナゴヤドームの野球を見ているとフェンスにEGUCHI IWAOと書いてある。個人スポンサー?と思って調べると名古屋が地元の商社だった。
あ、これ前も調べた。
EGUCHI IWAOはあともう1回ぐらい調べたら覚えると思う。インターネットがあっても脳のポンコツさは変わらない。
「いろはにほへと」は「色は匂えど散りぬるを」という歌である。
だいたい「美しい花もいつかは散る、永遠なんてない、この世は儚い」(意訳)という意味だ。
子どもが文字を覚えるのにいきなりなんてこと言うんだという意味である。
最近知ったのだが、円周率(3.141592653)の語呂合わせのひとつにこんなのがあるそうだ。
「身ひとつ世ひとつ生くに無意味」
また無常みたいなことをいい出した。
なにかを覚えようとするとすぐ儚さ入れてくる。我々にはムード歌謡の血が流れている。
古本屋で1984年のガイドブックを買った。
表紙は江口寿史。デートブック。
眺めていると店内写真がガランとしていることに気づいた。
▲テーブル広すぎだろう
殺風景なんだけど偶然そうなったのではなく、テーブルやインテリアの密度が低い気がする。
80年代は店がぎゅうぎゅうじゃなかったのかもしれない。
ただ、写真のとり方が下手なだけ、という可能性もある。
正直不動産というドラマを見た。原作の漫画も読んでいた。
物語の中で主人公は同僚がライバル会社のスパイではないかと疑う。でもライバルは別の人物だった。
だが、その人物はスパイだと分かるまで登場しないのだ。つまり「犯人は知らない人でした~」という展開だ。
その人物役の役者が放送直前に降板、出演シーンを全部カットしたためにアヴァンギャルドなドラマになったらしい。
---
物語の伏線って不自然だと常々思っている。すれ違った人が鍵を握っていたり、たまたまメモを見つけたり。この中に犯人がいます!とか。
そんなことはない、たいてい犯人は知らない人だろう。
などと言っていたが、実際に見せられるとすごく戸惑った。
(ドラマ自体はとても面白かったです)
最近、雑木林から現金が出てくるニュースがない。
不景気だからだろうか、キャッシュレスになったからだろうか。
むかしは竹林や用水路から現金が出てきて、野次馬が集まって探したらまた出てきたみたいなことがあった。雑な夢があった。
あの急に「宝探し開始!スタートー!」と世の中に号令が掛かる感じがばかみたいで好きだった。多摩川にアザラシが出たのも同じである。急なスタートだった。しかもあれは報酬が現金じゃなくてかわいい生き物が見られるという大したことないものなのも良かった。
--
だが調べたら去年、沖縄で現金が出てきたというニュースを見つけた。だが場所は非公表で、その理由は「持ち主を特定するのに支障が出るから」だそうだ。
確かにその通りで知的で進んだ社会という感じがする。
なんで昔は発表していたんだろう。