会社は最後に出ていく人が警戒というモードにする。
もう誰もいないので警備よろしくというモードである。切り替えスイッチがある。
ところが深夜、誰もいないと思っても会議室とかフロアの隅っこにひとりぐらい残っていることがある。僕はなんどか取り残されたし、逆をやったこともある。すると残ってる人が不審者扱いになってセコムが来る。
セコムの出張費用が数万円するらしい。ミスした人はちゃんと残っている人がいないか確認するようにと注意される。
やらかした人の反応は、「高い」か「仕組みがおかしい」か「もう残業なんかしない」のどれかである。
だけどデイリーのライターの北村さんだけは
「そんなにお金もらえるならおれセコムやる」
というたくましいものだった。起業家的な発想だと思った。ライターだけど。