2023.12.3
原宿で開催中の「メルカリでできたウチの実家」を見に行く。
メルカリで売られていた実家っぽいアイテムを実家のような家に並べた展示。なかに父と母がいてお化け屋敷ならぬ実家屋敷である。いま風に言えばイマーシブシアター。
父親(役)からこれお前好きだろと見せられたのがゼリーだった。
本当に好きなものだったので驚いた。たまに自分で買って食べている。
父親がもっと似てたら泣くところだった。
僕の好きな実家箱もあちこちにあった。
マジックインキ、そして微妙な色のマッキーが残っちゃうものだし、蛍光灯のグロー管って最近見ないね、といちいち語りたくなる。
↑空の金魚鉢と金魚の餌。前に金魚を買っていたという物語が見える。こういうのってとりあえず置いたものが一瞬で10年ぐらい経っている。
そして全員が「うちにもあった!」と思うデジタル時計。
全員が「うちにもあった!」と思うってことは全世帯にあったのだろうか。
↑おばあちゃんちのトイレのような扉。開けたら絶対に40年ぐらい遡っているはずだ。お正月に遊びに行ったときのひんやりした空気を思い出す。(トイレって暖房はいらないから)。
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20年以上前に「人んち」に凝ったことがあって、「これがあると人んち」だと思うものをロフトプラスワンに持ってきてもらって並べたことがあった。高島暦やゴルフボールがついた孫の手が集まった。「実家」と「人んち」の差はどこにあるんだろう。
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郷土資料館にある「むかしの暮らし」コーナーが好きなので、このメルカリの実家はたまらなかった。富士急ハイランドかどこかで常設になっていたらいいのに。(もう終わってます)
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2023.12.4
リアル打ち合わせ、リモート打ち合わせ2件。
新宿に出たついでに毎年使っている伊東屋のA1サイズのカレンダーを買う。
通販でも買えるが、送料が高いので毎年買いに行っている。でもそのぶん別のノートとかケーキとか送料以上に使っていることにおれは気づいていない。
このカレンダーのいいところはめくらなくていいところ。年に1回貼りかえればいい。
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今年のカレンダーは地味に進化していた。
カレンダーって月末に文字が小さくなるところがあるものだが、それがなくなっている。
↑2023年
↑2024年
まだなんでも進化できるな、という思いと、A0版なんだからそれぐらいのスペースあっただろうに、という思いが入り混じる。